高断熱な家は要らない?最新のエアコン付ければ暖かい。

長崎県時津町で高性能で手が届きやすい価格帯での家づくりをしている、あおぞら不動産の河浪宇宙です。

ツイッターを見ていると気になるツイートがありまして、今回はそのことについて
備忘録を兼ねてブログをサッと書いていきます。

そのツイートは1時間前に削除されちゃったみたいなんですが、このような内容でした。

「現役の大手住宅メーカーで建築士で営業も設計もやってるけど、家の性能にこだわるな。
10年前の家と今の家でも全然違う。今の家なら10年前の家と比べてエアコンも効くし光熱費も安いんだから、今の家基準で複数メーカー比べても無駄。」

ちょっと内容が違うかもですが、このような内容のツイートでした。

これについての僕の意見ですが…

確かに今のローコストの家でも最新エアコン付けとけばリビング中が暖かくなる。
だけど、非居室(トイレや洗面、廊下など)は寒いし、床温度も冷たいから不快。
窓際も寒いので窓際からの冷気で床を冷気が走る。
足元が冷えるので部屋は暖かいけど体が冷える可能性が高い。

ここ2,30年以内の家なら、エアコンの設定温度をあげれば室温自体は上がるんですけど、床、壁、窓際の

温度が大事なんですよね~。

まず言っておきたいのは、高性能じゃない家、ローコストな家。どちらも悪いとは思いませんし、

色んな選択があって良いと思います。

例えば、ローコストの家は(初期費用だけで比較すると)安く、高性能な家は高いです。

家を高性能にしない分で立地が良い土地を優先するも良し、家を大きくするも良し。

そこは個人の価値観に応じて選択すれば良いと思います。

ただ。。。

家の性能にこだわるな

については、鵜呑みにして家の性能の勉強を一切せずに疎かにするのはいかがかな?と苦言を呈します。

最低限、自分が建てる家に性能が必要かどうか?立地、土地・家の大きさ、デザイン、性能、どれが優先

それが選択できる程度までには勉強して家を建てると良いんじゃないかなぁと思います。


と、今会社でこのブログを書いているんですが、実は足元がとてつもなく冷たいんですね。

これが僕の仕事スペースです。

エアコンが上部にあって、ばしばしエアコン暖房効いているのに、足元が冷えます…

去年、リノベをしたばかりの弊社事務所ですが、デザインはお洒落になったものの、予算の関係で

壁を剥がしての断熱、気密リフォームは一切手を付けてないんですね。

この画像を見て欲しいんですが、これ、先ほどの僕のデスクの下にあるコンセントです。

ここから、冷気がばんばんと流れてきています。冷気を確認するために、ティッシュペーパーをあててみます。

画像ではまだコンセント上にティッシュペーパーがあるのでなびいていませんが。

このティッシュペーパーのなびき方を見て欲しいんですが…

明らかに風の力によってティッシュペーパーが動いていますよね。

大半の日本の新築は気密工事をしていないので、壁の中を気流が走り、こういった

コンセントや照明スイッチの隙間から室内に流れ込みます。

壁の中に気流があると、断熱材の性能が著しく低下。また、今回の僕のように

コンセントの隙間から冷気がどんどんと流れ込んできて、室内はエアコンで暖かいのに

足元だけ冷えて体が冷えることになってしまうんですね。

本当は壁の中で気密コンセントボックスを使って気流を止めることができるのですが、

見えない部分なので、テープで止めました(笑)

これで、かなり足元の冷気が低減されました。

最後に、あおぞら不動産が提供する「SORAIRO」シリーズでは、足元、非居室(トイレや洗面、廊下など)の温度が比較的暖かく、それでいてリーズナブルな価格帯で販売しておりますので、購入のご検討お願いします。