【検証】ネット銀行の住宅ローン審査に出してみた。(住信SBIネット銀行編)
年を増すごとにお客様からご相談を多く頂く、「ネット銀行の住宅ローン」について自身の住宅ローン借り換えで検証。今回は住信SBIネット銀行の住宅ローン(借り換え)でチャレンジしてみました。
定義 ネット銀行のメリットデメリットを自身で体験してみる。
検証1.HP記載の金利で本当に借りれるのか。
検証2.対面申込が出来ない中、借入までゴールできるか。
ネット銀行と地方銀行の比較
まずは、申込を行う金融機関を吟味。。。。
価格ドットコムより現時点(2023.7.13)での新規借入金利(変動金利)のトップ3です。
どうせ借り換えするなら安い金利がいいですよね
じぶん銀行は脅威の0.219%で第一位!
ですが、じぶん銀行の場合、auの携帯を契約している等の条件があるようで、私はドコモユーザーなので恩恵を受けれず。(通常金利はそれでは0.319%)
次にpaypay銀行。特に条件はなく仮審査画面に進むが、親族企業勤務や会社役員は取り扱い不可。悲しい。
最後に住信SBIネット銀行、こちらは条件もなく仮審査画面へ
↓ここで実際にネット銀行と地方銀行で借入をした場合の比較表です。↓
総額で2,604,011円も変わってきます!月々も5,425円の違いがでてきます。
“住信SBIネット銀行のHPより”
住信SBIネット銀行の団信は基本でがん団信50%が付加され、0.2%上乗せで100%保障されます。
また、全疾病保障は無料で付加されるようです。
ここで注意点ですが、ネット銀行の住宅ローン専用ページに、繰上返済手数料、保証料、事務手数料全て0円!
と謳っているネット銀行が多いですが、これには少しからくりがあって、保証料、事務手数料は本当に0円ですが、
融資事務手数料というものが別途かかってくることが多いです。(HPには備考欄に小さく記載されていることが多い)
融資事務手数料はどこの金融機関も借入額✕2.2%(税込)が多く、例)3000万円だと66万円になります。
保 証 料→途中繰上返済した場合に残り期間の保証料は返金される
融資事務手数料→途中繰上返済しても返金されない
なので早期に繰り上げ返済を予定している方にはおすすめできないです。
ネット銀行へ仮審査提出から本申込まで
■2023年7月1日(土) 仮審査申込完了
HPより10分程度で入力完了。特に難しい箇所もなく簡単に終わる。提出書類も特になし(土曜日に入力したので平日なら結果はその日だったようです)
■2023年7月3日(月) 仮審査承認
お知らせメールにて結果報告。数日後に本申込の書類が郵送で届くとのこと。
■2023年7月7日(金) 自宅に本申込書類が届く
(本審査からは紙媒体アナログでした)
・本申込書類は数枚あり、すでに仮審査時の入力箇所は印字されており署名捺印が主でした。
・必要書類は多めで役場取得の書類と、自身の建築時の書類があります。仮審査承認から書類が届く前に用意しておいたほうがいいです。
■2023年7月8日(土) 必要書類を揃え、申込用紙に記載しポストに投函
■2023年7月10日(月) 本審査開始の連絡あり
【ここまで約1週間】
次に、住信SBIネット銀行の良さですが、仮審査承認後に住宅ローン提出専用のアプリをインストールし、そちらでチャットや進行状況がわかること。
しかも、質問から回答までのスピードが早い!
10:32 に質問したら、10:34に回答。高レスポンス!!チャットに履歴が残るし時間がある時に送信出来るので良き。
本審査中から結果発表まで
そして、時が経ち2週間・・・
7月25日(火)本審査終了のお知らせメール
結果は惨敗・・・・
【落ちてわかったこと】
・ショックが思った以上にでかい
→仮審査が承認になっていることで、少しばかりでも期待があったため完全否決になったあと2日位立ち直れなかった。しかも25日にメールで否決お知らせがきて、仕様なのか次の日にアプリから否決の通知がきて2倍ダメージを受ける。
・書類が返送されない
→これは最初から書かれていることだったので文句は言えないが、書類を集める手間・コピー、住民票・所得証明書を取得するお金と手間が返ってこない。
・理由がわからない
→落ちたショックもだが、落ちた理由が分からないっていうのも精神的ダメージがきつかった。メールにも書いてある通り「住宅ローンの審査については当社が定めた一定の基準がございますが、詳細については開示しておりません。」とありますので、理由を知ることは不可能である。
ここでなぜ落ちたかを考えてみた。考えられる理由は4つ。
1.年収に対して借入希望額が大きすぎた(返済比率オーバー)
→これは事前に自分で一番きついパターンを想定して返済比率を計算してクリアしていたので問題なさそう
2.個人情報に傷がついていた
→延滞や遅延があり俗に言う「ブラックリスト入り」していた。こちらも事前に個人情報を取得するサイトよりチェックかけたので問題なかった。もちろん反社でもない。
3.属性が悪かった
→思い当たるのはこれ。あおぞら不動産では源泉徴収票は出ているが、親族企業の専務取締役の会社役員となっている。地方銀行もだが、ネット銀行は親族企業勤務・会社役員・個人事業主には厳しいのか?
4.土地・建物の担保評価が取れなかった。
→これは、ローン会社がいう通り、社内規定があるため調べようがない。
これいくと、3と4の可能性が高そうだ。
【審査を通してわかったこと】
・審査期間は営業日(土日祝除く)約2週間である。
→7/11審査開始→7/25審査完了 営業日10日
・土日は審査はしていないがチャットによる返信はある。
→簡単な質問は数分で、難しい質問は翌日回答だった。
審査を通してみて
定義 ネット銀行のメリットデメリットを自身で体験してみる。
検証1.HP記載の金利で本当に借りれるのか。
┃結果┃
否決となりました。ですがこれは私の力不足が要因なので住信SBIネット銀行さんは悪くありません。
ですが、なぜ落ちたのか理由は知ることは不可能である。また地方銀行のように減額や金利引き上げなどの条件はなく、通るか落ちるか2択だけなのも不明である。
検証2.対面申込が出来ない中、借入までゴールできるか。
┃結果┃
基本的に全てスマホ一台で完結できる。また電話をせずともチャットにてやり取りし回答を頂ける。
借入こそ出来なかったが、特に難しかったり面倒くさいところはなく一般知識があれば誰でも出来る。
しかし今回は「住宅ローンの借り換え」であったため、「新規借入(土地からの購入)」と比べると提出 する書類が少なく、また土地引渡日などの期限がないため焦る必要もなかった。
総評
借りることは出来ませんでしたが、勝手な思い込みであった「ネット銀行は審査が遅い、連絡が取れず聞けない」ということはなく、むしろ人によってはネット銀行の方がスムーズなのかもしれません。
↓ここから第二章です。↓
次回 【検証】ネット銀行の住宅ローン審査に出してみた。(auじぶん銀行編)をお伝えします。
7/29現在 7/25より本審査中です。乞うご期待!