断熱、気密性能と換気はどこまで求めるべきか

はろはろはろはろはろ~ あおぞら不動産の河浪宇宙です。
打ち合わせまでちょっと時間あるのでブログ書こうと思います。

断熱気密に特化した家を建て始めて約4年が建とうとしており、いろいろなことが分かってきたので軽く共有しますね。ここ4年間でたくさんの家の中が暖かい!涼しい!という声を頂きました。

この記事は短いけど、なかなかに優良級だとおもいます。

ちなみに、こちら長崎というまぁまぁに温暖な地域での話ですのでご了承ください。
とはいえ、昨日も外気温0℃までいきましたし、Tokyoに比べて若干暖かいくらいですけどね。



まず、初期コストを安く抑えて室温を快適に保ちたい方

Ua値0.56 / 気密0.2~0.6以下(多分1.0以下でも大きな違いはない)→(弊社ではSORAIROのグレードです。)
換気はパイプファンを必要な個数付ける(第三種局所換気)

断熱はなんでもいいけど、うちの場合はアクアフォーム壁85mm、屋根180mm、床は三種の90mm
サッシは樹脂ペアガラスLOW-E

最近よくある4LDK 30~36坪の家の場合、LDKに14~16帖用エアコン1台(水回りとかまで結構効く)
寝室に6帖用エアコン1台で、ドアあけとけば2階は結構暖かくなる

2Fリビングで、LDK20帖+寝室6帖の施主さんの家は、LDKエアコン1台で2Fは全て賄えてるそうです。
寝室にはエアコンなし。

また、吹き抜けがあれば時期によるけど、1Fのエアコンだけで全館冷暖房いけます。
ただ外気温が0℃だったり、38℃だったりすると厳しいかもですね。

今までの聞いていた情報だと、吹き抜け設けて全館冷暖房するならG2(Ua0.46以下)を推奨って感じだったけど、
G1(Ua0.56)でもしっかり断熱気密を施工すればいけますね。

ただもちろん、G2に比べると低い位置、高い位置の温度差、エアコンから遠い位置の温度差、そして給気まわりの温度差は出やすいので注意。あくまで初期コストを抑えたモデルということで。

局所換気パイプファンだと、その周りだけしか換気されなかったりと換気の不安定性があるので、それが気になる方は第三種のダクト式のルフロ400がおすすめ。30万程度UPで行けます。

ただあくまで第三種換気なので、給気からは冬場は冷たい空気が入ってくる点は避けられない。

①Ua値0.56 / 気密0.2~0.6以下+第三種ダクト式 ルフロ400
②Ua値0.56 / 気密0.2~0.6以下+第一種熱交換ダクト式 気調システム

①もいいけど、最近は②もコスパいいんじゃないかなぁと思ってます。まだ②の施工例は無し。
②の第一種熱交換ダクト式 気調システムは給気口から0℃の外気が入ってきても、例えば15℃とかに変換して中に入れてくれるので、エアコンの負担が小さくて済むし、もちろん快適になりやすい。効果絶大です。

外壁に開ける穴が減るのも結構ポイントですね。見た目が良くなるし、外気の影響を受けにくくなる。

次に、より予算をかけて快適にしたい!という方

Ua値0.46以下 / 気密0.2~0.6以下+第一種熱交換ダクト式 気調システム→(弊社ではSORAIRO+のグレードです。)

断熱はアクアフォーム壁85mm、屋根240mm、床は三種の90mm
そして、さらに外張り断熱 三種の30mm 厚ければ厚いほどいいけどコストも踏まえて30mm
(サッシは樹脂ペアガラスLOW-E(大きなサッシはトリプルでも))

柱の熱橋を潰すことがメインですので、30mmで十分だと思ってます。

ここまでくると、6帖用エアコン1台で全館冷暖房が可能に。
できれば吹き抜けがあったほうがいいけど、音問題もあるので、、、
吹き抜けがなくてもいけます。


Ua値0.56というと、ちょうどZEHレベルですね。
ハウスメーカーさん系は大体このあたりの断熱性能ですが、日本のエアコンは性能最強なので、エアコンパワーでエアコンがある部屋は快適になると思います。

あとは、気密検査してないですし、気密工事もどこまでやってるか不透明なのでそれがどこまで響くかですね。

ローコストなんかは実態知ってますが、断熱工事も気密工事も怪しいから、コンセントからの漏気は避けられないですね~ でも値段は安いので、メリットあればデメリットありです。

その辺も、詳しく書いてみたいな笑

とにかく、快適な家を建てたい!という方は初期、メンテコストも踏まえて満足のいくお家を提案させて頂きますので、確かな実績がある弊社へお越しくださいませ~



ではでは~!!以上で!!閉店がらがら