最高品質を求めすぎない

OHAYOございます。
時津町久留里郷にある、あおぞら不動産で基本設計と現場管理とかデザインとか色々している河浪宇宙です!

気分的には殴り書きしたい気分なので思うがままに書いていきたいと思います。

今日のテーマは「最高品質を求めすぎない」です。


昨今のSNSを見ていると、最高品質の建材を訴求するようなものをチラホラみます。

例えば、地震に強くするために”制振ダンパー”を付けよう!

断熱材の吹付ウレタンフォームは劣化するし火災に弱いし、湿気にも弱いから押出発泡ポリスチレンフォームにしよう!とか、、、

それはもちろん制振ダンパーを付けたほうが地震には強いし、押出発泡ポリスチレンフォームのほうが総合的見て良い断熱材だと思います。
お金があるなら全て採用するといいと思いますが、全部高いものですからね。

僕はこの業界に21歳の時に入って、家の高額さに驚愕しました。
さらには地場工務店からハウスメーカーまで内容は様々ですが、この家でこんなに高いの?みたいな家もたくさんあることにもびっくり。

そして昨今ではここ5年間でハウスメーカーさんだと1000~1500万程度価格上昇しているみたいです。(都心の住宅営業マンさんに聞きました。)

家づくりを始めると大抵の皆さんが夢を持って、夢を膨らませて完成まで想像にふけると思います。
断熱性能、耐震性、キッチンやお風呂などの住宅設備など、拘りたい気持ちも良く分かります。

ですが、住んでみるとリアルに支払いが何十年も続きます。

本来、家というものは現実的な支払いが容易で、メンテナンスも価格的容易で、雨風が凌げて、必要最低限の間取り(部屋数)がありながら、資産価値を保てる。次世代に引き継いだり、売却して次の家に移り住むなどが可能であればよいと考えます。

家の性能やデザイン、家の大きさにがっつりお金をかけて、毎月15万円の支払い

よりは、家の性能やデザイン、大きさはほどほどで毎月の支払いが10万円のほうがベストだと思います。

もちろんお金に余裕がある方や家への優先度が高い方はぜ~んぜん家にお金をかけていただくのは良いことだと思いますよ。

でも多くの方はそんなに余裕がないし、家以外の旅行や子供の習い事とかにお金を使ったり、貯金したり資産運用したりするほうがいいと思っています。

で、そこでさっきの最高品質の話に戻りますが、制振ダンパーは付けないけど、しっかり耐震等級3の認定を取って地震対策をしてるし、湿気に強くはない吹付ウレタンフォームだけど、壁構成に応じた結露計算をしているので結露対策もしている。

最高品質を使わずとも建材に応じた弱点を補うことで最大限のコストパフォーマンスを引き出すことができます。最高品質の建材だけを使って建てて良い家を造ることは簡単ですが非常にお金がかかります。

僕が建てる家は、夏と冬ともにそこそこ快適にしたかったので、そこそこ断熱気密性能が良いです。

僕が建てた家で大地震で大切な家族を亡くして欲しくないし、安心であって欲しいし、長く住み続けて欲しいので耐震等級3という耐震性能では最大等級の認定を取得して建てています。

せっかくマイホームを建てて頂くなら、おしゃれな家に住んで毎日のテンションを上げてほしいし、長く家を大切にして欲しいので、そこそこおしゃれなデザインにしています。

家を建てた後、10年後や15年後とかでメンテナンス費用をかけてほしくないので、外壁、屋根には30年以上の大規模メンテナンスが不要なものを推奨しています。

10年以内にエコキュートやIHなど故障でお金がかかることが多いので、通常1~2年の保証を10年の延長保証に加入しています。

上記を細かい建材の選定から、施工方法、業者さんとの連携、会社自体の仕組み作りやSNS広報、自社ブランディングなどあらゆる面を工夫して最大限のコストパフォーマンスで提供しています。

これだけの性能・デザイン・価格で家を建てている会社はごくまれだと思います。

僕の会社は家族3人(+妹がSNS広報で細かくいうと4人)でやっています。
仕事できない人がいないので最大限のコストパフォーマンスを出せていると自負しています。

基本9:00~17:00まで勤務。残業は無しです。早いと16:45には帰っています。
たまに夜中に会社の電気が付いているかもしれませんが、たいていは僕が会社でゲームしています。

他社さんがラジオ・雑誌・TV CMに何十万、何百万をかけて集客するところを無料のInstagram投稿だけでたくさんの集客をしています。

正直、無駄が多すぎて家の価格が高くなってるんじゃないの?と思います。

自分語りになってしまい申し訳ないですが結論、何が言いたいかというと最高のコスパを求めたいならぜひ、あおぞら不動産で!

家づくり素人さんが自分で建材などを選定して最大限のパフォーマンスを出すのは本当に難しいぞ~。
それを叶えてくれる会社、施工ができる業者かも分からないしね。

以上、宇宙人でした~!