ローコスト住宅のヤバい話│こんな営業に騙されるなよん♡
長崎県西彼杵郡時津町で「若者が買える価格帯で高気密高断熱住宅」を普及させています、あおぞら不動産の工務の河浪宇宙です!
今日は珍しく1日のうちに2投稿目を書いています。
いやぁ~、というのもとある住宅会社さんの突っ込みどころ満載のブログをたまたま見てしまいまして、、、
さすがにこれを吐き出さないと自分の体がもたないレベルなんで、吐き出しちゃいます。
いや、ただの愚痴的な話じゃなく、こういう安易でかつ、悪気がない知識がないだけの善意のセールストークに騙されてほしくないなって気持ちが強いです。
そのブログのタイトルがこちら。
「高気密高断熱の重要性は??」という記事。
その記事を書かれたのは、とある県のローコスト住宅専門店。その県内でNo.1を目指しているらしいです。
ふむふむ、確かにどこからが「高気密で」どこからが「高断熱」なのか気になりますね。
工事担当の方がブログ投稿って、偉いな~!!と最初は感心して見ていました、、、
次の一枚の画像が衝撃的
すぎて、、、
いやいや、最初に高気密高断熱のこと教えてくれるんだ~!!って思ってこちとらハードルあがってますからね。
HEAT20のG1~G3クラスの話とか?
気密検査を工事中にして、C値1.0以下を目指しましょう!!とか?
そんな話やろな~~、、、?
あげられた画像は
まさかの、、、
Oh、、、My、、、God
こちら、新築住宅の断熱性能の種類です。
この会社さんは断熱等級4の断熱性能。10年前からローコスト住宅といえばこの程度の断熱性能です。
価格なりの性能って感じです。
そして、比較先が断熱等級3という、平成4年の基準です(笑)
そりゃぁ、今から20年も前の基準と比較すると冷暖房費はお得になります。
完全にどんぐりの背比べ状態です。
しかも、この断熱等級4を良く見せようとしていますが、性能はそんなよくないです。
こちらが平成4年基準の断熱等級3のトイレのサーモグラフィー画像。
外気温6℃に対して、5.7℃しかありません。
外とあまり変わらない環境です。
次に、平成25年基準の断熱等級4です。(実際はこの家Ua値0.7程度なので、断熱等級4より若干性能が良い)
さすがに、先ほどの断熱等級3の温度に比べると、約10℃暖かく快適に思えます。
が、言うて15℃しかないので、まぁまぁ寒いです。
気密性を高めるためには、細かく丁寧な施工が必要。
それはごもっともです!!
でも、これは100%断言しますが、ここで気密測定をしてると言えてない時点で気密性能は良くないです、、、
「高気密高断熱の重要性」の記事でありながら、低断熱低気密の家づくりの話をしてしまっています。
が、これを見られた一般の方は、、、
「あ、この会社さんはいい家を建ててるんだなぁ!」
と思っちゃう人も多いかと思います。。。
このブログを通して伝えたいこと
世の中の商品全てに言える事ですが、カタログやホームページに掲載している情報は自社のことを良く見せようと少なからず印象操作がされています。
広告ってやったもん勝ちみたいなとこあるので、”ある程度”の過剰広告は致し方ないと思います。
住宅については、けっこう印象操作が酷いものが多いです。
だから、消費者さんは住宅購入の際に見極める目を養う必要があります。
であるにも関わらず、多くの方が今回紹介したような記事や広告、ホームぺージを見て、、、
「あ、よくわからんけど良さそ~~☆」
とか、、、
「1,500万円もしてるしたぶん大丈夫」
といった楽観的な考えで住宅会社を選びます。
多くの方が3回、4回と新築を建てる事がないので、住宅会社からすれば一回きり、騙してしまえばこっちのもんです。
ここ大事なんですが、ローコスト住宅を否定する気は「一切」ありません。
総額が安く、月々の支払いを抑えつつ夢のマイホームを実現できるローコストの家は選択肢として素晴らしいものだと思います。
ただ、内容がどんなものになっているのか?
断熱性能は?→真冬で床温度何度くらい?→快適に過ごせる?
耐震性能は?→大地震が起きた時、家に住み続けられる?
メンテナンスコストは?→ローコストじゃない普通の家と比べて、どのくらいかかる?
最低でもこの辺は理解をした上で購入した方がよいです。
購入してから、Youtubeなどで住宅情報を得て、自宅が寒いことに気付いて売りに出す、、、なんて相談も良くあります。
知って選ぶか知らずに選ぶかで、同じ選択でも大きく違います。
で、肝心のあおぞら不動産の家づくりでは、、、
HEAT20のG1~G3の家づくりをしています。
最近で多いのは、G1とG2の間のG1.5。
そして、次にG2ですね。
いやぁ、十分に暖かく、涼しい家ですよ!
気になるサーモグラフィー画像ですが、、、
続きはこちらのブログを是非!!